ここ数年でプログラミングに関する話を頻繁に耳にするようになりましたね。
一昔前は、IT企業やロボット産業で多用されていたプログラミング技術ですが、今では金融とITを掛け合わせた「フィンテック」、自動車業界では「MaaS」、「自動運転」などに多用されるようになりました。
このように急速な自動化やAIの技術の発達により、あらゆる分野でプログラミング技術が必要とされています。
そのため、プログラミングの知識への需要が拡大し、プログラミングの勉強が必要だと多くの人が感じていることでしょう。
数年前まではパソコン好きの人々が仕事や趣味でプログラミングをしている程度だったのに、今では小学校の授業で取り入れられたり、プログラミングの学習塾が増えてきたり、大きく時代が変わりました。
そんな時代の変化を感じとったあなた。
この記事を見ているということはプログラミング学習を始めようとしているけど何から手を付けて良いのか分からないのではないでしょうか。
安心してください。
この記事では、プログラミングの初心者が上達するまでの学習方法を紹介しています。
しかし、記事を読むだけでは、プログラミングの勉強方法がどういうものかといった知識が少し着くだけで、これまでの自分と何も変わりません。
そのため、実際にプログラミングの学習を始めて、これまでの自分よりもレベルアップしてください!
プログラミングの学習方法
プログラミングの学習方法にはその名の通り、独りで学習をする「独学」、学習塾のように先生からプログラミングを学ぶ「スクール学習」自宅から映像授業を受けることでプログラミングを学ぶ「オンライン学習」があります。
独学
ここではまず、独学の方法に関して紹介します。
独学は講師に頼らず、本やネットの情
報などを頼りに自分でプログラミングを学習する勉強方法です。独学のメリットと言えば、何と言っても格安!
スクールに通うと数十万円ほどの費用がかかり、コースによっては100万円ほど費用がかかります。
しかし、本屋で購入した参考書を教材に使用すると、数千円でプログラミング学習を始めることができます。
また、私も頻繁に利用しているのですが、Amazon Kindleに加入している方はKindle内にある参考書を好きなだけ、読むことができます。
この時の注意点は、自分が学習したいと思う言語の教材を選ぶということです。
プログラミングと一口に言っても使用する言語は、「HTML」、「C++」、「Python」、「Ruby」、「Java」、「Go」など非常にたくさんあります。
Webページ制作、スマホアプリ制作、データ解析、ロボット制御などの用途に応じて必要なプログラミング言語は変わってくるので、学習に必要な言語をまずは調べてから、学習を始めてください!
参考書の学習方法も良いですが、最近ではYotubeでも様々なプログラミング言語の学習方法が無料でアップロードされているので、非常に有力な学習ツールです。
しかし、独学のデメリットは疑問が生じたときに質問をする人がいないということです。
自分では何時間も分からなかった問題でも、プログラミングに関する知識が高い人ならば、数分で解決できることは多々あります。
そのため、独学では費用が安いですが、勉強効率がかなり落ちてしまうというデメリットがあります。
スクール学習
スクール学習では、多くの方が学生の頃に通ったであろう学習塾のような環境で講師からプログラミングを教えてもらいながら、勉強を進めて行きます。
プログラミングスクールでは直接会っての指導だけではなく、オンラインでの通話による指導という形態が取られています。
プログラミングの知識に長けたプロの講師に教えてもらい、必要な知識を集中的に勉強できるので、効率的にプログラミングの勉強を進めていくことができます。
プログラミングの学習を進めていく上で最大の壁は、プログラムの内容が分からないこと・プログラムのミスに気付けないことです。
スクールでは講師からのサポートが得られるので、1人では解決できない壁にぶつかっても、プロからの助言をもらうことで問題をすぐに解決することができ、さらに自分の実力を伸ばしていくことができます。
さらに、転職サポートが充実しているスクールが多く、実際の業務で通用するレベルまでプログラミングの知識を勉強することができます。
プログラミングスクールは「侍エンジニア塾」、「TECH CAMP」、「DMM WEBCAMP」、「TECH ACADEMY」といったスクールが国内では人気が高いです。
しかし、これらのプログラミングスクールは1か月で数十万の費用がかかるので、ある程度お金に余裕がないと、かなり大きな出費になります。
逆に数か月といった短期間でプログラミングスキルをつけたいならば、自分への投資がこれだけ必要だということです。
オンライン学習
オンライン学習では講師による質の高い映像授業を見ることでプログラミングの学習をすることができます。
また、プログラミングの環境がオンライン上で整えられており、実際にプログラミングすることで手を動かしながら勉強ができる場合もあります。
プログラミング学習の始めはプログラミングをできる環境構築する必要があるのですが、ここの段階で挫折してしまう人もいるほどです。
そのため、勉強を始めたらすぐにプログラミングができるの環境というのは、非常にありがたいです。
オンライン学習では「Udemy」、「Progate」、「ドットインストール」が有名であり、最初の勉強手段として、多くの方が利用しています。
これらは一部無料で公開されていますが、有料の部分もあります。
それでも月々数千円から始めることができるので、スクールに通うよりはかなり費用を抑えることができ、独学よりも効率よく勉強することができます。
映像による勉強ではYotubeを使用すれば、無料で勉強することができますが、これは基礎的な勉強に向いており、高度なプログラミングを学ぶ場合は有料のサービスを利用することでスキルを上げることが望ましいでしょう。
実際にProgateやドットインストールで勉強することで、プログラミング初心者から大手IT企業のエンジニアとして採用される方もいるほどです。
私もProgateを使用したことがありますが、かなりかみ砕いた言葉で解説されているので、プログラミング初心者でもサクサク勉強を進めることができるでしょう。
プログラミング学習で挫折しないコツ
効率的な勉強方法
プログラミングを始めてから、序盤は簡単な処理プルグラムの学習をするので、理解しやすく、サクサク勉強が進むことから「プログラミングって面白い!」と感じることでしょう。
しかし、徐々にコードの分量が多くなり、複雑なプログラミングの勉強になっていくことで、プログラミング学習が苦痛になり、ダラダラと時間が過ぎていき、挫折する人は少なくありません。
そこで、挫折することなく、効率的にプログラミング学習を続けていける秘訣を4つお教えします!
目的を持つ
プログラミングが将来役に立ちそうだから、勉強を始める方は多くいます。
しかし、このような方は目的がないので、ある程度の勉強が進み、壁にぶつかったら、ただ時間だけが過ぎて、挫折してしまうでしょう。
というのも、プログラミング学習に終わりはないので、自分でゴールを設定することで、壁に直面しても頑張ることができます。
そのため、転職できるレベルになることや理想のサービスが入ったwebサービス制作、webページ制作などを目標とし、そのために必要なプログラミングスキルを勉強していくことで、効率的に学習を続けることができます。
検索力を身に付ける
プログラミングを学習していく上で、最初の頃は分からないことだらけです。
そのため、不明点を解消するために、スクールなどで人から教えてもらえる環境があれば、プログラミングスキルの上達は早いでしょう。
しかし、そのような環境でない場合、自分で調べなければ、必要な情報は手に入りません。
そこで、効率的に勉強するためにも、必要な情報をすぐに手に入れられる検索力はプログラミング勉強を進めていく上で重要なスキルとなります。
質問ができる環境を作る
効率的に勉強する最大の方法はやはり有識者に聞くことです。
プログラミング初心者ならば、重要な箇所が絞り込まれた学習教材や講師からスキルを学ぶことで非常に効率的に勉強進めることができます。
そのため、早く自分で何か開発できるレベルになりたいと思う方は、独学よりもスクールに通うことで圧倒的に効率よくプログラミングスキルを上げることができます。
インプット・アウトプットを繰り返す。
これはプログラミングに限らず、学校の勉強でも同じことですが、知識を聞くだけ、サンプルコードを映してプログラムを実行させるだけでは、すぐに学んだことを忘れてしまいます。
特にプログラミングは自分で手を動かしてこそ、知識が身につきます。
学んだことを定着させるには、学んだスキルを使って自分なりのオリジナルプログラムを制作させてください。
このようにアウトプットすることで自分が理解できていない学習箇所が明確になり、苦手箇所の勉強を進めることでスキルアップに繋がります。
ダメな勉強方法
プログラミングを上達させるコツは楽しみながら、勉強を続けることです。
しかし、プログラミング学習では勉強を進めていくうちに勉強が嫌になる瞬間が多々あります。
間違った勉強方法をしているとプログラミング学習が嫌になってしまうので、ここでは避けるべき「ダメな勉強方法」を4つ紹介します。
自分1人で勉強する
独学や映像による勉強方法は基礎的なことを勉強するためには、安上がりで十分な学習ができます。
しかし、最初の頃はプログラムがどのように動ているのかを理解することが難しいです。
そのような場合でも、1人で勉強をしていると自分の力で時間をかけて、勉強を進めなければなりません。
これではなかなか理解が進まず、時間だけが過ぎていきます。
勉強が進まないと嫌になってきてしまいますよね。
しかし、プログラミングに詳しい人に疑問点を聞ける環境があると、すぐに解決でき、勉強が進んでいくので、楽しんで勉強を進めることができます。mz
暗記する勉強方法
これまで学校での勉強方法と言えば、とにかく暗記!の勉強方法だったと思います。
歴史の年号、英単語、公式などなど。大学受験ともなると、膨大な量の知識を暗記する必要がありました。
しかし、プログラミングの学習方法では暗記する必要はありません。
逆に暗記しようと思いながら、勉強を進めていくと、量の多さに圧倒されて、速い段階から挫折してしまうでしょう。
プログラミングの学習で重要なのは、こういうことができるプログラムがあるということを知るということです。
それさえ知っていれば、システムを開発する際に必要なサンプルコードをネットで検索すれば、すぐに見つかるので、そのコードを使用することでオリジナルのプログラムを作ることができます。
理解ができてから、次に進む
プログラミングの勉強では順番に理解を進める必要はありません。
参考書などを見ると、変数の説明、If文、繰り返し文というような順番で説明されていますが、これらの知識は独立しているので、If文の理解ができていないと、繰り返し文の理解ができないということはありません。
逆にそのときは分からなかった内容でも学習を進めるうちに、違う内容の学習中に分かるようになったりします。
そのため、プログラミングの学習では、とにかく学習内容を進めることを意識して、勉強を進めていきましょう。
自作のプログラムを作らない
参考書やProgateを使用して、学習を進めていくのはいいことですが、それだけではインプットしているばかりになります。
理解度を効率的に上げるには、やはり自分でオリジナルのプログラムを作成することです。
オリジナルのプログラムを作成しようとすると、プログラミング思考と呼ばれる論理的なコードの組立、必要なプログラミングスキルの理解ができるようになるので、インプットしたら、アウトプットすることを忘れないでください。
まとめ
最後に本記事のまとめになります。
この記事ではプログラミング学習を始めようとしている方が上達する学習方法を紹介してきました。
学習方法は独学、スクール学習、オンライン学習があり、独学では数千円で勉強を始めることができますが、スクール学習では数十万円の費用がかかります。
しかし、スクール学習では費用が高い分、短時間で効率的に勉強を進めることができるという特徴がありました。
プログラミング学習を始める人は多いけれど、継続して勉強を続ける人は多くありません。そこで、せっかく勉強を始めたあなたが挫折せず、勉強を継続するポイントとして、「1人で勉強しないこと」、「暗記勉強を辞めること」、「止まらず学習を進めること」、「自作のプログラムを作ること」を挙げました。
これらのことを意識して、プログラミングの勉強に取り組みましょう。
ここまで記事を読んでくださったので、後は実際に勉強を始めるだけです。
あと一歩を踏み出して、これまで見たことがない世界に挑戦してみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。